近くの公園や道端で、気になる野良猫がいて保護をしたら先ずは何をすればイイのでしょうか?
無事に猫の保護が出来ても、それで終わりではありません。
この記事では、保護猫の通院費用や通院頻度について体験談を交えて解説をします。
猫を拾ったら先ずは動物病院へ連れて行く
外で生活をしている猫は、成猫もいれば育児放棄された子猫もいてるかもしれません。
保護した猫の健康状態を確認するためにも、出来るだけ早めに動物病院へ連れていき診察を受けるようにしましょう。
今後のお世話のやり方も解り、すでに猫を飼っている飼い主さんの場合は先住猫への感染症を防ぐことにもなります。
動物病院での診察内容は?
長い間、外で生活をしていた猫を保護した場合は、健康状態に問題を抱えている可能性もあるので基本的な検査は受けておきましょう。
動物病院での診察内容は、保護した猫の健康状態により診察内容は異なる場合があります。
- 初診
- 血液検査
- 寄生虫の検査と駆除
初診では、目ヤニ、クシャミ、鼻水など猫風邪の症状の他に子猫の場合は、乳歯は生えているか性別や生後何ヶ月かの診察をし、飼い主さんには保護してからの猫の食欲や元気かどうか、下痢や嘔吐をしていないかの確認をされます。
血液検査は、猫白血病や猫エイズなどの病気にかかっていないか診るための検査で結果が出るまで早くて10分〜20分です。
寄生虫の検査では、ノミやダニの検査を行い、保護した猫に寄生している場合は駆除をします。
すでに先住猫を飼っている場合、保護猫が猫風邪やノミやダニが寄生していると先住猫にうつす危険性もあるのできちんと診察をして確認をする必要があります。
動物病院での費用は?
健康な成猫や子猫を保護しても、基本的な初期費用は必要になり猫が猫風邪や他の病気にかかっていた場合は薬代など治療費がかかります。
- 初診料金 約1,000円〜3,000円
- 血液検査料金 約5,000円〜15,000円
- ノミ・ダニの駆除料金 約1,500円〜2,500円
人間の病院とは違い健康保険も適用されず、費用に関してはあくまで目安なので、動物病院ごとに違うため事前に近隣の病院の費用を確認しておきましょう。
インターネットで、調べた場合は動物病院の評価も見れるので参考にして自身に合う病院を選ぶことをオススメいたします。
子猫の動物病院での初期費用は?
子猫を保護したら、動物病院にて早めに健康状態を確認しておきましょう。
子猫は、見た目が元気でも身体も小さく体力や免疫力が弱いため、感染症にかかりやすく体調を崩すのがとても早いです。
特に母猫と逸れた子猫を保護した場合は、母乳を与えられていないので免疫力が落ちている場合があり出来る限り早めに健康チェックを受けておきましょう。
子猫の病院での初期費用は?
動物病院でかかる費用は、保険が適用されない自由診療なので決められた金額はなく、あくまで目安になるので参考程度にして下さい。
- 初診料金 約1,000円〜3,000円
- 血液検査料金 約5,000円〜15,000円
- ノミ・ダニの駆除料金 約1,500円〜2,500円
- ワクチン接種 約2,500円〜5,000円
- 避妊・去勢手術 約5,000円〜25,000円
子猫に関しては、保護した月齢によってかかる費用も変わり、生後6ヶ月を迎えた場合は避妊や去勢手術の検討が必要になってきます。
発情期のストレスを防ぐためにも、検討をしてあげて下さい。
私が保護した猫は、後脚の脱毛が見つかり被毛の検査と耳の中が黒く汚れていてノミが寄生していたため、耳の中の掃除と寄生虫の駆除薬を首の後ろに予防をしました。
被毛の検査では、脱毛は寄生虫が原因ではなく環境の変化によるストレスが原因で、家の生活にも慣れた頃には脱毛もなくなり大きな病気もなく元気に生活をしています。
子猫の動物病院への通院頻度は?
子猫を動物病院へ連れて行くのは、初診だけではありません。
生後1ヶ月〜2ヶ月目
子猫の性別や体重、乳歯の生え具合など基本的な診察の他に猫風邪など病気にかかっていないか診察を受けます。
生後2ヶ月〜4ヶ月目
子猫には、猫エイズや猫白血病の予防を行うためにもワクチン接種を受ける必要があります。
命の危険にさらされることもあるので、この期間の間に2回は接種するようにしてあげて下さい。
生後6ヶ月〜8ヶ月目
繁殖を考えていないのであれば、生後6ヶ月以降は去勢や避妊手術の検討が必要になってくるので獣医師と相談して手術の日を決めるといいでしょう。
猫が脱走するなどの出来事があった場合、予定にない妊娠の回避や発情時期のストレスの軽減にもなります。
猫を拾ったら先ずは動物病院へ!費用はどれくらいするの?まとめ
保護した成猫や子猫は、これからのズットお家が決まり家族の一員として迎え入れることになり、何かしらの感染症にかかっているかもしれないので、動物病院を受診し健康状態をチェックしておきましょう。
動物病院を受診しておくと、成長記録も残るので育て方の相談も出来るようになるので、猫を保護したら慌てずに先ずは、近隣の動物病院へ連絡をし相談をして下さい。