保護猫のウィルス検査を受ける時期はいつがいいの?

外で、生活をしていた保護猫は、さまざまなウイルスに感染をしている可能性が高いです。

これから同居する先住猫が居てる場合は、感染症がうつることも考えられる為ウイルス検査を受けることを考えておきましょう。

猫のウイルス検査を受ける時期は、いつ頃がいいのか調べてみました。

猫のウイルス検査を受ける時期は?

保護をして直ぐに検査をしても、正確な検査結果が出ない場合があるようです。

たとえ感染をしていた場合、1ヶ月間はウィルス検査をしても反応が出ないことがあり、保護した猫を検査するには1ヶ月以上は経過してから検査をする必要があります。

また、成猫と子猫で適切な時期は異なるので注意が必要です。

成猫の場合は保護してから1ヶ月以上

成猫の場合は、保護して直ぐに検査を受けても、ウイルスには潜伏期間があるため正確な結果が出づらくなります。

検査をする場合は、保護してから1ヶ月以上経ってから検査を受けるようにしましょう。

また、健康診察のときに獣医師に相談をするとコレから先の通院計画も立て易くなります。

子猫は保護してから1ヶ月以上で生後3ヶ月後

生後3ヶ月の子猫の場合は、母猫から母乳を飲むと移行抗体による免疫の影響で正確な結果が得られません。

移行抗体の切れる時期は、子猫の個体差にもよるので健康受診を受けるとき獣医師に相談をし猫の健康状態、保護した飼育環境を伝えることでワクチン接種の日程を作ってもらいましょう。

保護猫は先住猫との隔離が必要

先住猫がいる場合は、保護した猫をケージに入れて1ヶ月間は接触を避けお互いの共有スペース内で生活をさせましょう。

空気感染はありませんが、猫同士の喧嘩、お互いを舐め合っているときの唾液が感染源になるので注意が必要です。

猫のウイルス検査内容と費用は?

ウイルス検査で解る猫の病気は、主に猫エイズ、猫白血病で、このふたつの病気は血液検査で行うことができます。

このふたつの病気の特徴について見ていきましょう。

猫エイズとは?

猫エイズに感染をすると、猫に多い命に関わる感染症の病気になります。

聞いてみると怖い病気のように思いますが、健康な猫なら感染をしてもウイルスの活動を抑えることが出来るようです。

検査を受けて陽性と結果が出ても発症をしないで寿命を全うする猫もいるのですが、猫の免疫力が落ちていたり、飼育環境が悪い場合は発症する可能性もあるので日頃の健康管理が大切になりますね。

検査方法と費用は?

検査は、猫の血液を検査キットに少し垂らして行い10分〜20分で検査の結果は解ります。

同時に猫白血病も調べられる検査キットもあり、簡単にウイルスに感染をしていないか確認をすることが出来るので愛猫のためにも検査を受けておきましょう。

検査費用は、4,000円〜6,000円と前後し使用する検査キットによって動物病院ごとに異なります。

検査を受ける時とは?

猫エイズは、感染力こそ弱いですが簡単に検査ができるため次のような時は検査を受けて見ましょう。

  • 猫を保護したとき
  • 猫の多頭飼いをするとき
  • 猫が外で喧嘩をし負傷したとき
  • 猫が外から帰ってきたとき

野良猫と接触をする場合は、喧嘩による傷や、お互いの唾液による接触で感染する場合があります。

早めに猫エイズ検査を受けておきましょう。

猫の白血病と検査の時期は?

猫白血病は、猫だけが感染をする病気で早期に検査をし治療をすれば回復することが出来る病気です。

猫白血病ウイルスの感染に寄って発症する猫の白血病は致死率も高く猫にとって恐ろしい病気のひとつになります。

猫白血病はどんな病気?

猫白血病と病名がありますが、症状として白血病の他にリンパ腫、免疫不全、貧血を発症する場合もあり様々な病気の病名です。

とても感染力が強いウイルスで、感染をした猫と同じ餌皿を舐めたり毛繕いをし合うだけで感染をする場合があり、多頭飼いの中に一頭が感染をしている場合は、他の猫との接触を避け隔離をする必要があります。

猫白血病の良くある症状

猫白血病を発症すると、元気がなくなり下痢、鼻水、発熱など風邪の症状が見られるようになる他

  • 食欲不振
  • 体重の減少
  • 貧血
  • リンパ節の腫れ

気になる症状が見られるようなことがあれば、動物病院で検査を受けるようにして下さい。

猫白血病の検査方法と費用は?

猫エイズと同じように検査キットを用いて、猫の血液を採取し血液中にある抗原体を検出する方法です。

検査結果は10分~20分と早く、動物病院で検査を受けることが出来るので診察を受けたときは検査を受けておきましょう。

検査費用は、動物病院ごとに異なり4,000円〜6,000円と前後し使用する検査キットによって価格も変わってきます。

ウイルス感染の予防方法は?

愛猫がウイルスに感染をしない為には、完全室内飼いをし外には出さずに感染している猫との接触を避けることが感染予防になります。

ワクチン接種による予防方法もありますが、完全室内飼いの場合は特に接種する必要はありませんが獣医師に相談をして判断をして下さい。

保護猫のウィルス検査を受ける時期はいつがいいの?まとめ

ウイルスには潜伏期間があるため、成猫、子猫を保護して直ぐに検査をしても正しい結果が出ないことが解りました。

猫を保護したら先ずは、最初の診察で、猫の健康状態や性別、年齢が解るため動物病院へ行き健康状態の診察を受けるようにしましょう。

これから保護した愛猫を家族の一員として生活を共にする為にも、感染症の疑いが少しでもあれば獣医師に相談をしてウイルス検査までの通院計画を立てることが大切です。