猫をお風呂に入れる頻度は?ノミがいるか調べる方法と対策について

飼い主さんの中には、愛猫を清潔に保つために定期的にお風呂に入れてシャンプーをしている方はいてると思います。

そもそも、猫をお風呂に入れたりシャンプーの必要性はあるのでしょうか?

ノミがいるか調べる方法や、ノミとりシャンプーや病院への連れて行き方についてお伝えして行きます。

猫にお風呂は必要なの?

そもそも、猫にお風呂やシャンプーは必要なのでしょうか?

お風呂に入れる頻度は?

猫は、お風呂に入ったり、シャンプーをしたりする必要はなく、猫自身でグルーミングによる毛繕いを行い綺麗な毛並みを維持しています。

お風呂に入れて、シャンプーをすることで最初のうちは、いい香りがして毛並みもフワフワになり頬を擦り寄せると気持ちがイイのですが、次第に毛並みがパサパサになってきたり、皮膚病になる場合が見られるようになるので注意が必要です。

定期的にお風呂に入れたり、シャンプーをしないと不潔になると思うのは人間の感覚であることを理解しておきましょう。

シャンプーをするときは?

完全室内飼いの猫の場合は、お風呂に入れなくても体臭がヒドくなることは見られませんが、オシッコやウンチが付着したり、ベッドの下や棚の後ろに入ることでホコリが付着して身体が汚れた場合や、毛並みがもつれたり、毛玉が出来やすくなったりしたときは、お風呂に入れたりシャンプーをすることで汚れを取る手段となります。

ただし、完全にノミなどの寄生虫を駆除する対策にはならないことを知っておきましょう。

猫にノミが居てるか調べる方法

猫にノミやダニが寄生していた場合、飼い主にも影響が及ぶため対策が必要となってきます。

日頃から猫の仕草に注意をし、いつもと違う仕草や行動をしていないか注意をして見てあげましょう。

ノミがいてるときに見られる仕草や行動

猫の身体にノミやダニが寄生していた場合は、猫は痒がり、後ろ足で頻繁に身体を痒く仕草をし歯を使い噛む仕草が見られるようになります。

猫の身体を確認してみると、毛繕いのし過ぎで脱毛が見られたり、ノミの黒い糞が被毛についていたり、皮膚が赤く腫れ炎症を起こしかさぶたになっていることがあるので特に首の後ろや尻尾の付け根に注意をして見てあげて下さい。

ノミ取り櫛も有効な方法

猫の皮毛をノミ取り櫛で、頭から首の後ろ、尻尾の付け根まで梳かしながらノミを確認することが出来ます。

ノミ取り櫛は、ノミが引っかかるように出来ているので櫛の表面にノミは逃げられず付着するのでティッシュやペーパータオルに乗せて擦って見てみるとノミの卵や糞を見つけることが出来るかもしれません。

ノミの体長は、3mm〜4mm程度で見た目は塩粒やコショウのように見えるのが特徴です。

猫の身体にノミを見つけたらどうすれば?

愛猫にノミが見つかった場合は、どのようにすればイイのでしょうか?

ノミをそのまま放置しておくと、猫は強い痒みや苦痛になりストレスも増えて病気になる場合もあり、飼い主にも感染する危険性もあるため早めに駆除が必要です。

ノミに市販のシャンプーは効果がない場合も

猫の身体にノミやダニが付着した場合、ノミ取りシャンプーも含めて洗い流しても一時的な効果は見込めますが毛の中に付着しているサナギや生み付けられた卵を全て駆除することは出来ません。

動物病院での診察を受けて、効果的な予防と早期に駆除をし愛猫を守りましょう。

動物病院で駆除対策を受けましょう。

私の経験ですが、保護した生後2ヶ月の子猫の後ろ脚に脱毛が見られ動物病院での診察を受け、脱毛に関してはノミによる原因ではありませんでしたが、耳の中にノミが見つかり駆除をして頂きました。

自宅にて、シャンプーで洗い流しても耳の中逃げ込んだりするそうで、次の診察を受けて駆除対策をします。

  1. ノミが悪性か良性の検査
  2. 1回目の耳のノミ駆除
  3. 首筋にノミ駆除剤を使用

1回目の診察は、ノミの検査も含めてこれで終了し動物病院から薬用シャンプーを頂き自宅で翌日シャンプーによるケアを行いました。

2回目の診察では、もう一度だけ耳のノミ駆除を行い通院が終わり、その後はノミによる症状は出ていません。

猫に寄生しているノミをシャンプーで洗い落とす。

猫に寄生したノミの駆除方法は3つあります。

  • ノミ取り櫛で取る。
  • シャンプーで洗い流す。
  • 動物病院で駆除薬を使用する。

動物病院で、獣医師より頂いた薬用シャンプーを使っての洗い方を教えて頂いた方法。

  1. 風呂桶を用意
  2. 風呂桶に35度〜38度のお湯を入れる。
  3. お湯の中に薬用シャンプーを入れて良く泡立てる。
  4. 風呂桶にユックリと猫を入れる。
  5. 手のひらに泡をつけてユックリと洗う。
  6. 洗うと風呂桶に黒いノミが浮いてきます。
  7. 風呂桶のお湯を入れ替えて泡を洗い流す。
  8. 最後に水圧を緩めたシャワーで洗い流す。
  9. キッチンペーパー等で水滴を吸い取り、タオルで包み込むように身体を拭く。

風呂桶で洗う目的として、ノミを溺れさすことが目的でシャワーで洗い流すだけだとお風呂場の中に逃げてしまう場合があるようです。

また、お風呂嫌いやシャンプー嫌いの猫には、いきなりシャワーやシャンプーをすると怖がって暴れたりするため、この方法だと猫の性格にもよりますが、鳴き声を出すことはあっても暴れることは少なくなります。

猫を乾かした後は、念のため部屋や脱衣所、お風呂の掃除を行い逃げたノミを駆除しておきましょう。

猫に寄生したノミは、早めに駆除する必要がありますが、猫をお風呂に入れるときは飼い主さんから見て、猫が健康でいつも通り元気だと判断したときに入れてあげて下さい。

猫をお風呂に入れる頻度は?ノミがいるか調べる方法のまとめ

室内飼いの猫であっても、ノミが寄生する可能性はあるかもしれません。

帰宅すると愛猫がお出迎えをしてくれることがあり、可愛くて抱きしめたくなるときもあるとは思いますが、室内外を出入りする人間の衣服や靴などにノミがくっついて室内に持ち込む場合もあります。

帰宅をしたら、猫と接触する前に衣服を着替えて手洗いを行うことで猫への寄生予防にもなるので猫と接触するときは、常に清潔にしておくことを心がけて下さい。