猫の噛み癖を治す方法は?試して効果的だった5つの方法

猫は犬と違ってしつけができないので、「噛み癖は治らない」と諦めていませんか?

猫をしつけるのは至難の業ですが、この記事で紹介した方法を試すことで、猫の噛み癖を治すことができます。

我が家の猫は、5か月頃から噛み癖がひどくなり、家族全員が毎日のように流血していましたが、あることがきっかけでピタリと噛み癖が止みました。

今回は、噛み癖を治すために試したさまざまな方法の中で、効果的だったものを5つお伝えしていきます。

猫の噛み癖を治すのに効果的だった方法5選

猫の噛み癖を治すには、「なぜ猫が噛んでくるのか」を知ることが大切です。

猫が噛んでくる理由と、私が実際に試してみて、効果的だった方法を紹介します。

猫をもう1匹を迎える

効果ランキング1位

我が家の猫は、何の前触れもなく唐突に襲い掛かったり腕や脚に嚙みついてきて、それが甘噛みなら可愛いですが、傷口がぱっくり開くほどの怪我をさせられていました。

このままでは一緒に暮らせないと思い、猫が手加減なく噛みついてくる理由を考えてみたのです。

  • 怪我をしない程度の嚙み方が分からない
  • 遊んでほしい

理由の一つは、「怪我をしない程度の噛み方が分からない」からです。

子猫は兄弟と一緒に生活することで社会性を身に着けますが、早いうちから兄弟と引き離され、ペットショップに連れていかれた我が家の猫は、不幸にも社会性を身に着けることができず、力加減を知りません

もう一つの理由は、単に「遊んでほしい」からです。

子猫は人間のこともと同様に疲れ知らずで、1日中遊びたがり、暇さえあれば「遊んでくれ」と噛みついてきましたが、飼い主もそうそう何回も猫じゃらしを振り回して遊んであげるわけにもいきません。

この2点を一挙に解決するのは、「もう1匹の猫を迎えること」だと考えに至り、私は直ちに譲渡会の開催日を調べ、月齢の近い保護猫を迎えました。

結果は大成功で、噛みつくのは猫同士だけとなり、人間には一切噛みつかなくなったのです。

ちなみに、猫同士はじゃれあって噛みついても全く怪我をしていません。

噛むおやつを与える

効果ランキング2位

特に子猫が噛んでくるのは、歯の生え変わりで歯が痒いことも理由の1つです。

そこで、心ゆくまで噛み噛みしてもらおうと、噛みついてきそうな雰囲気になったらすかさず、キャティーマンの「ストロング」のような噛み噛みおやつを与えました。

ポイントは、噛まれる前にあげることです。

噛まれてからあげると、「噛む=おやつをもらえる」と勘違いしてさらに噛まれるようになってしまうのですが、ストロングなら、噛みたい欲求を満たしてあげられる上に、歯磨きもできるので一石二鳥です。

できるだけ遊んであげる

効果ランキング3位

猫が噛むのは「飼い主に構ってもらいたい」という気持ちも噛まれる原因です。

そのため、対策としては噛まれてから遊んであげるのではなく、噛まれる前に意識的に遊んであげるようにしましょう。

そうすると遊んでほしくて噛んでくることがなくなり、疲れてぐっすり昼寝をするので、攻撃的になることもなくなってきます。

猫じゃらしやボールなどのおもちゃは、捕まえたら噛み噛みしやすいものを選ぶと良いです。

噛まれた指を口に突っ込む

効果ランキング4位

これはやや勇気がいる方法ですが、手や指を噛まれたら、引き離さずに少しだけ口の中に突っ込んでみましょう。

猫が「アガガ」となるくらいで止めます。

猫はしつけが難しい生き物ですが、嫌なことに対する記憶力は優れているので、「噛んだら苦しくなるんだな」と覚えこませてしまいましょう。

しつけスプレーを使う

効果ランキング5位

噛んだらしつけスプレーを使うことも有効です。

しかし、しつけスプレーは噛まれた直後に、時間差なく使用しないと意味がありません

少しでも時間が空いてしまえば、噛んだこととしつけスプレーをされたことに、猫は因果関係を見出せないので、やや難易度の高い方法です。

しつけスプレーは、市販のものでも、自作でもどちらでも構いません。

100均で売っているスプレーに、お酢を薄めたものを入れればしつけスプレーになります。

しつけスプレーのように、猫が自ら因果関係を見出して行動を改めるようなツールは、知能の高めな猫におすすめです。

猫の知能にはずいぶん差があり、我が家にも「ダメ」と言っただけで言うことを聞く猫と、何をやっても無駄な猫がいます。

繰り返しになってしまいますが、この「何をやっても無駄な猫」にさえ効果的だったのが「多頭飼い」です。

多頭飼いには賛否両論ありますが、我が家にはメリットしかありませんでした。

多頭飼いについては、金額的なことも含めて、別の記事で詳しく紹介するので参考にしてください。

猫に噛み癖をつけないために注意すること

せっかく噛み癖が治っても、飼い主さんの接し方によっては再び噛み癖がついてしまったり、元々噛み癖がないのに噛むようになってしまったりすることもあります。

そんなことにならないよう、噛み癖をつけないために注意すべきことも知っておきましょう。

猫が嫌がっているサインを知る

  • 猫を無理やり抱っこする
  • 撫で続けたりする

これらは猫にとってストレスに仮噛みつくようになりますし、特に、撫でていると「さっきまで気持ちよさそうにしていたのに、急に噛んできた」ということがあります。

これは「愛撫誘発性攻撃行動」といって猫には普通に見られる行動で、猫が尻尾を叩きつけるように振っている時は、イライラしているサインです。

それが始まったら、間もなく噛まれる可能性が高いため、すぐに撫でるのを止め、解放してあげましょう。

手で遊ぶ

猫と遊びたくて、手でちょいちょいする人をよく見かけます。

肉球でタッチしてくるのは可愛いので、つい手や指で遊びたくなる気持ちは分かりますが、その行動を続けると、手や指をおもちゃと勘違いして噛んでくるようになるため、遊ぶ際は必ず猫じゃらしなどのおもちゃを使って遊ぶようにしましょう。

猫の噛み癖を治す方法のまとめ

猫の噛み癖を治すには、猫が人間に噛みつきたくならない環境を作ることが大切です。

飼い主さんの心がけ次第でも、かなり改善することができるので、気をつけて接するようにしましょう。

最後になりますが、猫の口は雑菌だらけで、噛まれるとミミズ腫れになり跡もなかなか消えません。

噛まれたら血をしっかり絞り出し、流水で洗ってポピドンヨードなどの消毒液で消毒することをおすすめします。