猫の食費にかかる費用は、生涯で60万円を超えるという調査結果が出ていますが、出費は痛いけれど、大切な家族の一員なので、食費を削ってもいいものか迷っている飼い主さんは多くいると思います。
しかし、必ずしも安いキャットフードの品質が良くないというわけではありません。
今回は、実際に猫に長期間与えて本当に良かったと言えるキャットフードを紹介します。
猫のご飯で安いのにおすすめな商品ベスト3
我が家の猫にも、これまでさまざまなフードを試してきました。
中には、体に合わずお腹が緩くなってしまったり、口に合わずに残してしまったりするフードもあったので、安くて良いキャットフードに巡り合うのは大変でした。
私が数十種類試して、本当におすすめできるキャットフード3選を紹介します。
第3位:マースジャパン カルカン
カルカンも去年、値上がりして驚きましたが、Amazonでまとめ買いをすれば少しは割安に購入できます。
おすすめはウェットフードなので、ドライフードと単純な価格比較はできませんが、Amazonで1袋70gあたり税込83円です。
カルカンの良いところは、とにかく食いつきが良く、猫が食べているのを見て幸せな気分になれることと、適度な水分も一緒に摂れる点と言えます。
総合栄養食なので栄養バランスもバッチリです。
袋には1日1袋目安で与え方が記載されていますが、それではコストがかかりすぎるので、我が家ではカリカリの上に少しずつカルカンを載せて、残りは密封して冷蔵庫に保管しています。
第2位:ユニ・チャーム オールウェル
オールウェルシリーズは、Amazonなどでまとめ買いをするとかなり安く手に入ります。
4kgで4,629円、100gあたりに換算すると約116円で、オールウェルの特徴は、ライフステージのさまざまなお悩みや心配に合わせて商品を選べる点です。
我が家では、2匹の猫の去勢・避妊を終えたとたん、食欲が爆発しどんどん太り始めてしまったので、こちらの避妊・去勢用フードを与え始めました。
小魚やささみのパウダーが入っており、食欲をそそる香りがするので食が進み、ダラダラ食べもなくなってきたのも嬉しい誤算です。
第1位:いなば うまいニャン
うまいニャンは、私が見た限り最も安いキャットフードで、1袋260g・税込138円です。(100gあたり約53円)
LAWSON STORE100でしか、売っているのを見たことがありません。
価格が安いとはいえ、キャットフード老舗メーカーの「いなば」が製造・販売しており安心で、合成着色料不使用・緑茶消臭成分が配合されているのも魅力的なポイントです。
まぐろ味とかつお味があり、飽きないように交互に与えています。
幼猫からシニア猫まで、全世代の猫に対して与えることができる商品です。
安いからって与えてはいけないご飯はどんなもの?
安いからといって、どんなキャットフードでも良いというわけではありません。
安いのは、それなりの理由がある場合もあるので、買ってはいけないキャットフードの特徴もチェックしておきましょう。
合成着色料が入っているキャットフード
ほとんどの添加物は、猫にとって害のないものばかりですが、合成着色料だけはおすすめできません。
合成着色料の入ったキャットフードをやめたら、猫の行動が落ち着いたという話をしているブリーダーさんもいました。
保存料はキャットフードの鮮度を保つために必要ですが、そもそも色の識別力が人間より低い猫にとって、キャットフードの色がきれいかどうかは、食欲に全く影響を及ぼしません。
合成着色料は、百害あって一利無しと言えるので、是非着色料不使用のキャットフードを選びましょう。
自己流の手作りご飯
「昔の猫なんかは、残飯をあげていたぐらいだから、費用が気になるなら自分で安全なご飯を与えて作ればいいんじゃないか?」
そう思う人は多く、「猫 手作りご飯」などのキーワードで検索すると、たくさんの猫ご飯レシピがヒットします。
しかし、猫が必要とする栄養バランスは人間とは全く異なっており、人間の感覚で手作りご飯を与えることは、猫の健康にとって良くありません。
猫には安全安心なキャットフードを与えるのが一番ですが、
- どうしても添加物が気になる
- できたてのご飯を食べてもらいたい
- 自分で愛情を込めて作った食事を与えたい
などの理由で、手作りご飯にこだわる方も多くいるでしょう。
そのような場合は、次の栄養バランスを意識して与えるようにしましょう。
- タンパク質:7割
- 炭水化物:1割
- 野菜:2割
アミノ酸やタウリンなど、猫にとって必須の栄養素が食材から摂取できていないと感じる場合は、サプリメントなどで補ってあげてください。
安くておいしいオススメの猫のご飯のまとめ
猫のご飯に安いもの・高いものがあるのは、必ずしも原材料の違いだけではありません。
広告宣伝費や物流費なども含まれていますから、そういった間接費用を抑えて「品質の良いものを・安く」提供できている企業もあります。
原材料や製造企業の情報をしっかりチェックして、上手に安くて良いものを取り入れていきましょう。