外に出たがる元野良猫を外に出さないようにする方法

最近の猫ブームということもあり、ペットショップや保護施設から猫を飼う人や野良猫を家で飼う人が増えてきています。

私も庭にくる猫に餌をあげたら家に上がってくるようになり家で飼うことになった事が何度かありました。

元野良猫という事もあり外に出たがることがありますが、外に出しても大丈夫か?出さないようにするにはどうしたらいいのか?と悩む飼い主さんもいると思います。その際の注意点等を実体験を踏まえてお伝えしていきます。

元野良猫が外に出たがる理由

元野良猫が外に出たがる理由は、

  • 昆虫や動物を捕まえたい
  • 外にいる他の猫に興味を持った
  • 縄張りのパトロールをしたい

といった家の中では味わえない外での刺激を求めているからで、また元々外で生活していたのに突然家の中での生活になり退屈だと感じでしまいストレスが溜まっているといった理由があります。

私の猫も外に出たいと鳴いて要求しますが、出られないと分かると不貞腐れたような態度をとることもあり、猫は火に当たり日向ぼっこをすることが大好きなので、日の十分に当たらない家の中は物足りなくなるようです。

外を知らない猫でも外の窓から見える外の世界に興味を持ちますから、元野良猫は外で生活をしていたこともあり好奇心の強い猫が多いこともあります。

外に出たがる元野良猫を出ないようにする対策

外に出たがる猫を出さないようにするには、また出なくてもストレスを溜めないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

遊びでストレスを発散

自分の家の猫が好きなおもちゃで遊び体を動かすことでストレスを発散しましょう。

猫によっておもちゃの好みがあるので色々と試してみてください。

また最初は気に入って遊んでいたおもちゃも、ある程度遊ぶと飽きてしまうので、定期的に新しいおもちゃ等で刺激を与えることもストレスを溜めない為には重要なことになります。

猫はカシャカシャとした音が好きな子が多いようで、実際私の猫もビニールの羽がついた猫じゃらしが大好きでたまらないようです。

おやつをあげる

猫に限らずおやつは好きなものです。

出たがって鳴いている時や外を眺めてばかりいる時など、おやつをあげることで気分転換になりますし、これはおやつによる一時的な効果だけでなく、家の中にいればおやつをもらえるということを覚える効果もあります。

私の猫はどうしても外に出たいという時、外に出しますが家の前あたりまで来たところでおやつの袋をカシャカシャと鳴らすと戻ってくきますが、おやつのあげすぎは良くないので気をつけましょう。

外の様子が分かるようにする

締め切るのではなく網戸にして外から風を入れるなど、外の雰囲気が分かるようにすると外に出たいという欲求が抑えられる猫もいます。

また猫は高いところから眺めることが好きなので背の高いキャットタワーを窓際に置いたり、窓に付けられるハンモックを付けてあげると喜びますが、猫を外の環境に触れさせることによって逆効果になってしまう可能性もあるため、猫の様子を見ながら外に触れさせましょう。

避妊手術

避妊手術をすることで発情期に外に出たがる欲求が減ることもあります。

初めての発情期になる前に手術することが良いとされます。オスは生後3~7ヶ月後、メスは生後3ヶ月が適正時期とされているため、時期が来たら獣医師に相談し手術をしましょう。

猫の脱走防止対策

元野良猫は好奇心いっぱい。万が一を考えて脱走対策をしましょう。

身体能力が高い猫は登れないと思っていたり、通れないと思っていた隙間から出て行ってしまうこともあります。

私の猫も軽い引き戸や網戸は自分で開けることができました。

また良くある事はいないと思って扉を開けたところ、自分の後ろにいて外へ出て行ってしまうことです。

脱走しないようにする為には下記のような対策をしましょう。

  • 窓や網戸にロックをかけられるようにする
  • 扉を開ける前に近くに猫がいないか確認する
  • マイクロチップを入れる(獣医で相談すれば処置をしてくれます)
  • 網戸は劣化し難い素材、またはこまめに交換する(爪でボロボロにしそこから脱走してしまうこともあります)

最近では首輪は安全対策のため力がかかると簡単に外れるようになっているものがあります。

リードを付けてベランダに出す際にはそのようなアイテムではないか、さらに外に出す時間を短時間に収めましょう。

元野良猫が外に出たがる理由と対策のまとめ

猫を外に出すことは元野良猫だから大丈夫という事はありません。

事故やケガがけでなく猫エイズや感染症の危険性もあり、猫エイズは野良猫の約50%が感染していると言われていますし、性交渉だけでなくケンカによる傷から感染することもあります。

元野良猫は外の自由を知っているので、外を知らない猫よりも入念な対策をして大切な猫と健康で幸せな生活を楽しんで下さい。