猫の火葬費用はどれくらいかかる?専門業者とペット霊園の違い

  • 傍にいて当たり前の存在だった
  • 元気が無くても生きていてくれるだけで嬉しい

そんな猫ちゃんも病気・事故・寿命によって死んでしまいます。

悲しくて他のことなんて考えられなくなりますが、それでも死んでしまった愛猫をそのままにしておくことは出来ません。

では、死んでしまった猫はどのように保存してあげたらよいのでしょうか?また火葬までの時間や費用はどれくらいかかるのでしょうか?

今回は「猫を火葬するまでの保存方法や費用」をテーマに実体験からまとめて見ました。

猫を火葬するまでの保存方法

通常、お看取りをしたあとは遺体を綺麗に保つため、

  • すぐに体・手足を丸めてあげる
  • 汚れをふき取る
  • ブラッシングをしてあげる

というものがあり、そして冷暗所へ移動し死亡後は体液の漏出等もあるため、遺体の下にはペットシーツやタオル等を敷いて体液の汚染を防ぎましょう。

その後遺体の腐敗が進み傷むのを防ぐため、腹部と頭部を冷やします。

このように対処し、夏場等でも変わってくるようですが最低5日は保存しておけるようです。

うちの子は発見時既に死後硬直がきてしまっており、無理に関節等を曲げずに清拭とブラッシング、頭部・腹部を冷やしてあげました。

猫を火葬するまでの時間と費用

猫が死んでしまったら、

  • 土葬する
  • 自治体に依頼する
  • 専門業者に火葬してもらう
  • ペット霊園を利用する

などがあり、土葬の場合は基本的に住まいが持ち家の場合のみ、自治体に依頼すると遺骨などは返却されないため、火葬するなら専門の業者に依頼をすることになります。

自宅に訪問してくれる火葬を選ぶと時間は費用はいくら?

自宅に訪問してくれる業者を選ぶと、

  • 火葬にかかる時間は30分程度
  • 費用は内容により違いあり8,500円~17,600円程度
  • プランにより火葬に立ち会える
  • プランによりお骨上げの有無を選べる
  • プランにより骨壺をコツ袋に入れて返骨してくれる

などが選べるようになっています。

自宅で火葬をするというと大掛かりなイメージがありましたが、中身は特殊でも外見は一般的なワゴンタイプの車で来てくれるため、近所の目を気にすることは殆どありません。

埋葬も提携したペット霊園を紹介してくれるので、手厚く埋葬してあげたい方にも向いています。

【ペット葬儀110番】


ペット霊園を利用した時の時間や費用

私の場合、自分でペット霊園を探した後、火葬のタイミングを霊園の方に尋ねられ、亡くなった日を逃すと連日仕事となり遺体の腐敗が進んでしまうこと、この日だとみんなで見送れることから、寂しいですが、亡くなったその日に火葬することを決断します。

この日は既に1件予約があるとのことで、13時頃になり、この時好きなごはんやおやつ、おもちゃ等持ってきてくださいと言われ持参しました。

霊園に到着し手続きをする

飼い主の名前、ペットの名前、亡くなった日等を聞き取りスタッフの方が用紙に記入されます。

火葬申し込み書を記入し、あとは骨壺をどんなデザインのものにするか、子猫~成猫また小型犬~大型犬用の骨壺の大きさは様々でした。

骨壺袋も色んなデザインがあるようです。

  • 女の子用
  • 男の子用
  • 白布にパステルカラーの星がちりばめられているもの

うちの子は白布に白糸で花の刺繍がされているシンプルなものを選択します。

メモリアルグッズというものもあり、ペットの毛を残しておける入れ物、小さなお骨を入れられる小瓶・カプセルキーホルダー等ありました。

我が家はカプセルキーホルダーを購入し、今でも自宅に置いてあり、家族を見守ってくれています。

埋葬・納骨方法について

こちらの霊園では共同墓地(供養塔)・共同納骨堂・個別納骨堂(小~特大)・個別仏壇納骨堂など様々な選択ができ、それそれの大きさで年間の管理料等が変わっていくようです。

うちの子は1匹のため小サイズ個別納骨堂を1区画借りることにしました。

後に看取ることがありお骨が増えることがあれば大きくしていくことは可能なようです。

いよいよ火葬へ

書類の記入、決めごとを済ませ家族みんなで火葬場へ移動します。

ペットキャリーからミケを抱き上げ、仏様やお花などお供えされた安置場のようなベッドがありそこへ寝かせ、1人ずつお焼香をあげ手を合わせます。スタッフの方もお焼香をあげて下さいました。

「このあと火葬になりますのでお声かけをしたり撫でてあげて下さい。」と言われ最後のお別れをし、再び涙があふれます。

スタッフの方が火葬台へ移動させて下さり、ミケの好きだったごはんを紙皿にのせ添えたり、よく遊んだねこじゃらしも一緒に。ねこじゃらしは棒の部分がプラスチックで燃やせなかったため、燃えても良い羽根の部分をカットをして添えてもらいました。

その後ゆっくりと火葬台は移動、火葬のスイッチは家族が押さなければならなかったためとても辛かったです。(もともと主人の実家で長く飼っていた猫だったため主人が押しました。)

お骨上げ

火葬終了の目安として猫は1時間~1時間半ということで一旦その場を離れ、頃合いをみて霊園に戻り、ミケのお骨は火葬場から納骨予定のお部屋へ移動してきれいに安置されていました。

  • ここのお骨は喉です
  • ここは尻尾の付け根

など説明をしていただき、家族でお骨上げをします。

お骨上げが済み、骨壺・骨壺袋に納めお借りした区画へ納骨しました。

好きだったごはん・おやつ(個包装のもの)と可愛い写真を置いて最後に手を合わせます。このような流れで終了です。

供養とお参り

こちらの霊園では毎月定例供養祭をされており、我が家も1か月後の供養祭に参加しました。

お布施を準備し受付、会場へ案内されます。

お坊さんから名前を読み上げ、お経をあげていただきました。

お経が終わった後お坊さんがお話をしてくださったのですが、ユーモアのあるお坊さんで聞いていて面白く、なお「悲しい気持ちの間はしっかり悲しんでまた楽しく日々をすごしていってください。悲しむことはいけないことではないです。」とお話くださりホロホロと涙があふれだします。

ここの霊園は年中無休で9時~18時の間だったら訪問可なため、今も時々会いに行くことを欠かしません。

ある程度したらおやつの交換をしてお供えしていたおやつはミケの死後縁があって保護した猫たちにありがたく与えています。

水もお供えしていますがこちらは霊園の方が毎日交換してくださり、食べ物の賞味期限もチェックしてくださっているようです。

火葬と霊園にかかった費用

霊園を利用しかかる費用としては主に火葬料(体重別)+お骨の取扱料です。

体重によって火葬料は変わってきますが、うちの子は約5㎏でしたので10㎏未満で14,300円。

お骨の取扱料は個別(小サイズ)納骨堂利用にて27,500円。(翌年から年間更新料5,500円かかる。)

お骨入れのカプセルキーホルダーが2,000円の合計43,800円がかかり、こちらの霊園の支払い方法として現金・クレカ・PayPayが選べ、我が家はクレジットカードでお支払いしました。

また、私が連絡をしたのがイオングループのネットを経由しての問い合わせだったようでWAONカードを持っているとポイントがもらえるようです。

愛猫の死に関することでしたので少々複雑ではありましたが、WAONポイントをもらいました。

猫を火葬するまでの保存方法や費用のまとめ

  • 火葬に悪化る費用は、専門業者に依頼すると15,000円前後、ペット霊園を利用すると4万円~5万円程度
  • 火葬にかかる時間は1時間~1時間半

猫を火葬するまでの保存方法や費用をお伝えしましたが、辛いお別れにも責任を持たなければいけませんし、慌てずに最期見送ってあげましょう。

必要な手続きも火葬する際を除いて特にないですし、私自身2ヶ月ほど前に愛猫を亡くしたばかりでこの記事を書きながら辛くなりました。

ですが今、今新しい仔猫2匹と先住猫、合わせて3匹いて毎日忙しく子育てではなく猫育て中です。