先住犬と子犬はどれくらいで仲良くなる?仲良く出来ない原因と対策

新しい子を迎えようと思った時、一番気になるのは「先住犬と仲良くなれるか」ではないでしょうか。

そして、実際に迎えると「いつになったら仲良くなるのか」と期待してしまいますが、時間をかけても仲良くできない場合や喧嘩になってしまう場合は原因があるので、飼い主さんの対策が必要になります。

この記事では、仲良くなるまでにかかる時間と、仲良くできない原因と対策について説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

先住犬と子犬はどれくらいで仲良くなれる?

結論から言うと、犬同士が仲良くなるのにかかる時間は、相性と性格次第です。

相性の良さが一番重要ですが、性格的に時間がかかる場合もあるし、仲良くできない理由がある場合は、飼い主さんの対策が必要になります。

例えば、先住犬が他の犬に対して友好的な性格の場合、早ければ新しい子を迎えた当日に受け入れてくれるし、慎重な性格の場合は、数日間遠巻きに様子を伺って少しずつ距離を縮めていくでしょう。

つまり、相性が良くて性格も合えば、時間がかかってもちゃんと仲良くなってくれるのです。

そして、飼い主さんは犬同士で遊んだり、寄り添って寝たりする「仲良し」を望むかもしれませんが、実はお互いに受け入れた上で、適度な距離をもってトラブルを回避しながら生活をしている場合もりますし、知人宅の犬は散歩やご飯は3頭一緒でも、寄り添ったり触れ合う事は一切せずに同じ空間で快適に生活しています。

先住犬が仔犬と仲良くできない3つの原因と対策

先住犬が子犬と相性は良いのに理由があって仲良くできない時は、飼い主さんの対策が必要です。

2頭の関わり方や、特に先住犬の様子をよく見て原因を知り、できるだけ取り除いていきましょう。

先住犬の受け入れ体制ができていない

飼い主さんが突然子犬を連れてきて「仲良くしてね」と言っても、先住犬は理解ができないし、生活ペースが変わってストレスを感じるなど、受け入れる事が難しくなります。

できれば、

  • 迎える前に先住犬と一緒に会いに行く
  • 数日前にケージを設置する

などして、前もって先住犬にお知らせしておくと、心の準備ができて受け入れやすくなるでしょう。

新しい子を迎えてからの対策としては、しばらくはケージ越しに接触させる様にして、先住犬の子犬に対する態度を観察しながら、好意的になってきたら出してみるなど、少しずつ距離を縮めていく方法が効果的です。

先住犬の嫉妬心

飼い主さんが新しい子ばかりかまっていると、先住犬はストレスを感じたり「飼い主さんを取られた」と嫉妬してしまい上手くいかないので、できるだけ先住犬を優先して「君が一番だよ」と安心させてあげてください。

また、しつけの時には先住犬にお手本として参加してもらう事で、子犬のしつけがスムーズに進みやすくなるでしょう。

その際、上手に出来た時は先住犬も「すごいね!お利口だね!」としっかり褒める様にすると先住犬が自信を持てるので、子犬の事を受け入れやすくなります。

そして、ストレスを軽減する為に、先住犬の生活ペースを変えない、それぞれの専用スペースとしてケージを用意するなど、安心できる環境を作る様に心掛けてください。

子犬が元気すぎて先住犬がついていけない

子犬は元気が有り余っているので、ひたすら先住犬に遊び相手を求めますが、それがストレスになり怒らせてしまう原因になる事があります。

遊ばせる時は必ず飼い主さんの目が届く所で、先住犬の様子を見て煩わしく感じている様であれば子犬をケージに入れてあげましょう。

特に、先住犬がシニアの場合、子犬が少し落ち着いてくるまでは一緒に過ごす時間を決めて、先住犬が疲れない様な配慮が必要です。

仲良くしていても、気をつけたい事

先住犬が子犬を受け入れているけれど、ストレスを感じている場合があります。

実際に、我が家の先住犬は穏やかでのんびりした性格なので、初日から新しい子を受け入れてくれましたが、活発なタイプの子犬が頻繁にじゃれていくのは、先住犬に負担だった様で、1週間位経つとおなかの調子が悪くなったのです。

この時、先住犬は7歳で、子犬と寄り添って昼寝もしていたし、じゃれていっても吠えたり怒ったりしないで受け入れているけれど、ストレスを感じていたと知り、配慮が足りなかったと反省しました。

その後は、先住犬が1頭でゆっくり過ごす時間を作る様にすると体調も良くなったので、一見すぐに仲良くなったと思ってもストレスを感じていることあるため、最低でも2週間程度は先住犬や子犬の様子を見てあげましょう。

先住犬と子犬がどれくらいで仲良くなるかのまとめ

犬同士が仲良くなるのにかかる時間は、相性と性格が大きく関わってきます。

  • 先住犬の受け入れ体制ができていない
  • 先住犬の嫉妬心
  • 子犬が元気すぎる

2頭の関わり方や様子を見ていて、思い当たる事があれば飼い主さんの対策が必要でしょう。

せっかくの多頭飼いなら仲良くして欲しいのですが、一緒に遊んだり添い寝したりするわけではなく、お互いを受け入れた上で一定の距離を保ち、それぞれが快適な生活をするケースがある事も知っておいてください。

愛犬達がなかなか仲良くなってくれずに、悩んでいる方はこの記事をぜひ参考にしていただき、解決の糸口を見つけましょう。