この記事は「猫 ワクチン 費用」を検索した全ての飼い主さんに向け、混合ワクチンの料金相場から接種スケジュール、副反応対策までを網羅的に解説するガイドです。
動物病院の窓口で慌てないよう、年間でいくら掛かるのか、なぜ毎年打つ必要があるのかを具体的な数字と表で示し、獣医師の見解も交えて解決策を提示。
子猫を迎えたばかりで右も左も分からない方はもちろん、成猫のワクチンを「そろそろやめてもいい?」と迷っているベテラン飼い主さんでも、読み終えるころには次に取るべき行動がはっきりします。
家計への負担を抑えつつ愛猫の健康を守る方法を、ぜひ最後までチェックしてください。
猫ワクチンの費用はいくら?料金相場と混合ワクチン3種・4種の違いを解説

猫の混合ワクチン費用は全国平均で1回3,500~7,000円が相場ですが、内訳を知ると選ぶ基準が明確になります。
3種混合は猫汎白血球減少症・猫カリシウイルス感染症・猫ヘルペスウイルス感染症をカバーし、4種以上になると猫白血病ウイルスやクラミジアを追加できる反面、費用が5,000円台後半~1万円近くまで上がる傾向です。
病院によっては診察料が別途1,000~2,000円発生し、加えて初診料や再診料が必要なケースもあります。
料金だけで選ぶと万一の治療費が跳ね上がる可能性があるため、愛猫の生活環境と感染リスクを照らし合わせて最適なプランを決めることが重要です。
| ワクチン種別 | 平均費用 | 予防できる主な病気 |
|---|---|---|
| 3種混合 | 3,500~5,500円 | 汎白血球減少症・カリシ・ヘルペス |
| 4種混合 | 5,000~7,000円 | 上記+猫白血病ウイルス |
| 5種混合 | 6,000~9,000円 | 4種+猫クラミジア |
猫ワクチンで予防できる感染症一覧(猫汎白血球減少症・カリシ・ヘルペスなど)
猫汎白血球減少症は致死率が高く、嘔吐や下痢で急激に脱水する危険なパルボウイルス感染症です。
カリシウイルスは口内炎や舌潰瘍を招き、食欲不振から体重が一気に落ちやすいのが特徴。
ヘルペスウイルス(猫ウイルス性鼻気管炎)はくしゃみ・鼻水・結膜炎を繰り返し、慢性化すると呼吸困難を起こすこともあります。
加えて猫白血病ウイルスは白血病やリンパ腫の引き金となり、猫クラミジアは結膜炎のほか肺炎を引き起こすケースもあるため、複数頭飼いや外に出る猫は4種以上を検討しましょう。
- 猫汎白血球減少症:子猫で致死率50%以上
- 猫カリシウイルス:口内炎で食べられなくなる
- 猫ヘルペスウイルス:鼻気管炎で呼吸障害
- 猫白血病ウイルス:免疫不全・腫瘍化
- 猫クラミジア:慢性結膜炎・肺炎
コアワクチンとノンコアワクチンの種類・必要性
世界小動物獣医師会(WSAVA)は、全ての猫が接種すべきワクチンをコアワクチンと定義し、汎白血球減少症・ヘルペス・カリシの3つが該当します。
一方、生活環境に応じて追加を検討するものをノンコアワクチンと呼び、猫白血病ウイルス・猫クラミジア・猫エイズ(FIV)などが該当。
完全室内飼育で接触リスクが低ければノンコアを省く選択肢もありますが、保護猫カフェやペットホテル利用が多い場合は感染ルートが増えるため、追加接種が推奨されます。
コアのみで済ませた場合とノンコアを加えた場合の生涯医療費差を試算すると、1年あたりの追加支出は2,000円前後に留まり、重篤な治療費100万円超えを回避できる可能性を考えると費用対効果は高いと言えるでしょう。
地域別料金比較と動物病院の診療コース選び
首都圏では家賃や人件費が高いため、混合ワクチンは平均5,500円台、診察料込みで7,000円を超えることも珍しくありません。
地方都市や郊外に目を向けると4,000円台前半が主流で、自治体によっては動物愛護センターが低料金接種会を実施しているケースも。
診療コース選びでは「ワクチン+健康診断パック」や「血液検査セット割」を用意している病院がお得です。
単品で受けるより5〜20%安くなることもあり、隠れた病気を早期発見できるメリットも高いので、料金だけでなく付帯サービスまで比較しましょう。
| 地域 | 3種混合平均 | 診察料 | セット割例 |
|---|---|---|---|
| 東京23区 | 5,800円 | 1,500円 | 健康診断込み9,000円 |
| 大阪市内 | 5,200円 | 1,200円 | 血液検査込み8,000円 |
| 地方都市 | 4,200円 | 1,000円 | 早期予約で10%OFF |
治療費と病気リスクを天秤に!予防接種の費用対効果
仮にワクチンを打たず猫汎白血球減少症を発症した場合、入院治療で1日1万円、平均10日間で10万円超の医療費が掛かります。
猫白血病ウイルスが原因でリンパ腫を発症すると、抗がん剤治療だけで月3〜5万円を数カ月続ける必要があり、生涯コストは軽く50万円を突破。
対して年1回のワクチンは診察料込みでも7,000円前後。
10年間打ち続けても7万円程度で済む計算です。
感染症の治療費と比較すると予防接種は1/10以下の支出で済み、痛みや苦しみを負わせないという点でも大きな価値があります。
- 汎白血球減少症治療:10万円〜
- 猫白血病関連腫瘍:50万円〜
- 年間ワクチン:7,000円前後
- 10年間の予防費:7万円前後
年齢・飼育環境別ワクチンスケジュールと時期
ワクチンの最適な接種時期は年齢だけでなく、室内飼いか外出自由か、多頭飼育か単頭かによって大きく変わります。
子猫期は母猫からもらった移行抗体が生後6〜8週で急速に低下するため、空白期間を作らないよう連続接種が必須です。
成猫は毎年更新を基本としながらも、完全室内で他猫と接触しない場合は抗体価検査を利用することで接種間隔を延ばす選択肢もあります。
高齢猫は腎臓病や糖尿病など慢性疾患を抱えやすいため、体調の良いタイミングを獣医師と相談しながら微調整することが望ましく、手術や旅行の予定がある場合は免疫が十分付与される3週間前までに済ませるのが安全です。
この章では年齢別・環境別に推奨されるワクチンカレンダーを提示し、抗体検査や追加予防との組み合わせで効率良くリスクを下げる方法を解説します。
子猫の予防接種スケジュール(生後1回目・2回目)
生後8週で1回目の混合ワクチンを接種し、その3〜4週間後に2回目を打つのが国際基準です。
移行抗体が残っている間はワクチン効果が弱まるため、2回目が実質的な本接種と考え、追加で生後16週時点を推奨する獣医師も増えています。
屋外で保護した子猫や母猫のワクチン歴が不明な場合は、猫白血病・猫エイズウイルス検査を組み合わせ、陰性を確認してから4種以上を選ぶと安心です。
また、寄生虫駆除や検便も同時に行うことで、下痢や嘔吐の原因を早期に摘み取れるため、初年度は費用をケチらず包括的な健康管理を行うのが将来的な医療費削減につながります。
| 生後週齢 | 手順 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 8週 | 3種または4種混合1回目 | 4,000〜6,000円 |
| 12週 | 2回目接種+検便 | 5,000〜7,000円 |
| 16週 | 3回目接種(推奨) | 4,000〜6,000円 |
成猫・室内飼育ネコは毎年必要か?抗体検査で必要ないケースを検討
完全室内で単頭飼育している成猫は、外猫との接触リスクが極端に低いため、毎年のワクチンが必ずしも必要とは限りません。
抗体価検査(ウイルス中和試験またはELISA法)を受け、十分な抗体レベルが確認できれば、接種を3年おきに延長する国際ガイドラインもあるほど。
検査費用は5,000〜8,000円とワクチンより高めですが、不要な接種を避けられるメリットと、副反応リスクの軽減を天秤に掛けると合理的な選択肢になります。
ただし急な引っ越しや災害でペットホテル・シェルターを利用する可能性を考慮し、最低限コアワクチンのブースターを3年ごとに打つプランが推奨されています。
- 抗体検査は採血のみで15分〜翌日結果
- 十分な抗体価:汎白血球減少症1:40以上が目安
- 検査陰性なら即日ワクチン接種が可能
高齢猫や手術前後の接種時期・免疫力チェック
10歳を超えると腎機能低下や甲状腺機能亢進症が顕在化しやすく、ワクチンストレスで症状が悪化する恐れがあります。
血液検査でBUN・Cre、甲状腺ホルモンを測定し、数値が安定している時期を選びましょう。
不妊手術や歯科処置を控えている場合は、手術後の免疫低下期間を避けるため、麻酔予定の2~3週間前までに済ませるのが鉄則です。
どうしても術後に接種する必要がある場合は、ステロイド使用を最小限に抑え、点滴で代謝をサポートしながら副反応を監視する体制を整えます。
狂犬病・フィラリアなど追加予防の時期と注意点
日本では猫の狂犬病ワクチンは義務ではありませんが、海外渡航時や輸入猫では必須書類となるため、接種後30日以上経過しないと証明書が発行されない点に注意してください。
フィラリア予防は蚊の発生1カ月前から開始し、月1回スポット剤か経口薬を投与、最終投与は蚊がいなくなった1カ月後が目安です。
混合ワクチンとの同日投与は可能ですが、副反応が重なるリスクを避けるため1週間ずらす病院もあります。
ノミ・マダニ駆除薬は年中投与が理想ですが、寒冷地なら4〜11月だけで済むケースもあり、生活環境に応じてコストを最適化しましょう。
猫ワクチンの費用を抑える方法とペット保険活用術
ワクチン費用は固定費と思われがちですが、病院選びや保険の特典を活用すれば年間2,000〜5,000円節約する余地があります。
健康診断や去勢・避妊手術と組み合わせたパッケージを選ぶ、自治体や企業が行う無料キャンペーンを利用するなど、情報収集次第で差は歴然。
さらに、補償範囲が広いペット保険や予防医療特化型サブスクリプションを導入することで、大病を未然に防ぎながら出費を平準化できるので、ここでは、失敗しない費用削減テクニックと保険商品の選び方を詳述します。
定期診察とセットにしたお得コース・無料キャンペーン
多くの動物病院では、春・秋の健康診断シーズンに『ワクチン+血液+尿検査セット』を通常価格の10〜30%割引で提供しています。
ペットフードメーカーが協賛する期間限定キャンペーンでは、サンプルフードやポイント還元が付くこともあり、実質負担がさらに減少。
新規開院やリニューアルオープンの病院は集客目的で初年度ワクチン無料を打ち出すケースもあるため、SNSや地域情報誌をチェックしてお得枠を逃さないようにしましょう。
- 春の健康診断パック:最大30%OFF
- リニューアル記念:先着30名ワクチン0円
- フードメーカー協賛:ポイント5倍
ペット保険でカバーできる予防接種・検査費用
一般的な通院・入院補償型保険では予防行為は対象外ですが、特約として『予防・健康維持費用』を年1万円まで補填する商品が登場しています。
月額500〜1,000円の追加で、ワクチン・フィラリア予防・定期健診をカバーでき、実質的に掛け捨て分を取り戻せる計算。
さらに、オンライン診療サービス付きプランなら、症状が軽いか緊急かを自宅で判断でき、不必要な夜間救急を避けられるのでトータルコストが下がります。
| 保険会社 | 年間補償額 | 追加月額 |
|---|---|---|
| A社 予防特約 | 10,000円 | 800円 |
| B社 Wellness | 15,000円 | 1,100円 |
| C社 定額補助 | 5,000円 | 500円 |
まとめ|愛猫を守るためのチェックリストと次のアクション
ここまでの情報を踏まえ、今すぐ実践できるステップをリスト化しました。
プリントアウトして冷蔵庫に貼るなど、家族全員で共有すると抜け漏れ防止に役立ちます。
年間ワクチンスケジュール早見表
| 月 | 主なタスク |
|---|---|
| 1月 | 抗体検査予約 |
| 4月 | フィラリア予防開始 |
| 6月 | 混合ワクチン接種 |
| 10月 | ノミダニ駆除強化 |
| 12月 | 健康診断&保険更新 |
家庭でできる感染予防と免疫力アップ習慣
- 帰宅時の手洗い・衣服のブラッシング徹底
- 高タンパク質・高品質フードで栄養管理
- ストレス軽減のための遊び時間を1日15分確保
- 室温22〜26℃、湿度40〜60%維持
動物病院検索・予約サイトでの比較と検討の手順
1. EPARKペットライフなどの比較サイトで地域・料金・口コミを検索。
2. 候補病院のWebサイトでセット割やキャンペーン情報を確認。
3. 電話かオンラインで見積もりを取り、料金と対応を比較。
4. 口コミだけでなく、獣医師の経歴や診療方針をチェック。
5. 決定後はWeb予約で待ち時間を短縮し、当日はワクチン証明書を忘れず持参。