猫との毎日の暮らしはとても楽しく、
- 時にご飯をくれ
- 遊んでほしい
- 撫でてほしい
色々な要求に振り回されていますが、愛する猫のおねだりならとありがたく要求に応えさせて頂いている、そんな毎日を送っています。
だけど、なぜか夜になると大きな声で「アオーン」と夜鳴きをしているのです。
そこでどうすれば「アオーン」と夜鳴きをしなくなるのか考えてみました。
- 猫がアオーンと鳴く時の気持ちとは?
- 猫がアオーンと夜鳴きをするの対処法
- その夜鳴き、実は「認知症」かも…
猫が夜鳴きする理由を知って、今まで以上に愛猫のお世話に勤しみましょう。
猫がアオーンと鳴く時の気持ちとは
猫がアオーンと鳴く時は、どんな気持ちなのでしょうか?
外に出してほしい
玄関の前で「アオーン」と鳴いている時は外に出してほしいと訴えているのかもしれません。
特に外猫を保護した場合は、それまで外で自由にしていたことが忘れられず「外に出して!」と飼い主に一生懸命に訴えて、外に出ようとしているのでしょう。
その場合は猫の気を逸らすか、外に出れないことを猫に理解させると鳴くのは収まっていきますので、根気良くしつけていくことが大事です。
何かを訴えている
「飼い主に何かをして欲しい!」という時にも猫は「アオーン」と鳴きます。
「ご飯が欲しい」「遊んでほしい」等、猫にとっては今すぐ叶えてほしい要求が叶えてもらえない時、猫は大きい声でその欲求を通してもらえるように飼い主に伝えるのです。
余りにも要求が通らないと猫もフラストレーションが溜まり、イタズラや粗相、嚙みつきなど問題行動を起こすことがあるので、適度に要求に応えて猫の気持ちを満たしてあげましょう。
他の猫と話をしているかも?
猫は人間よりも耳の良い動物の為、人間には聞こえない動物の鳴き声もバッチリと聞こえます。
突然前触れもなく猫が鳴き出した時は、もしかしたら遠くの猫の鳴き声に反応しているのかもしれません。
仲間の声に反応して、一人で会話しているのを想像したら…とても可愛らしくて抱きしめてあげたくなりますね。
でもそんな時はそっとしておいて、大人しくなってか構ってあげてください。
助けを求めている
猫にとって嫌なことをされる時、例えばお風呂や爪切りなどをする時は大きな声で「アオーン」と鳴くことがあります。
その声はまるで「助けてー!」と言っているみたいです。
YouTubeやTwitterでもお風呂や病院へ連れていくなど「猫にとって嫌なこと」が行われる時に必死の形相で「アオーン!」と鳴いている猫の姿を見ると、可哀そうになるのですが、可愛くて笑ってしまうのは猫好きあるあるなので、飼い主が猫をお風呂に入れようとして全身傷だらけになることはよくあるので、長袖などを着用して引っかかれても怪我をしない準備をしておくと安心ですよ。
猫がアオーンと夜鳴きをするの対処法
猫が鳴くのは分かっているけど、夜鳴きが続くと辛い。そんな時に使える対処法とは?
なぜ鳴くのか原因を探ってみる
なぜ、今猫が鳴いているのか?原因をしっかりと把握することがとても大事です。
- お腹が空いているのであれば太らない程度の量の食べ物を置いてあげる
- 寂しくて鳴くのであれば夜寝る前にたっぷりと遊んであげる
などの工夫をして、猫の不満を無くしてあげるとアオーンという大きな声をだな無くなります。
猫は何の意味もなくアオーンと大声を上げることは無いので、根気よくその原因を探ってみて解決するようにしましょう。
無視する
猫が「アオーン」と鳴く度に、いちいち反応していませんか?
その場合は猫の要求を無視してみるというのも良い方法であり、猫に「飼い主は鳴けば構ってくれる」という間違った認識を治すきっかけとなります。
もちろん何らかの理由があって猫は鳴いており、その理由を考えるというのはとても大事なので、そこはきちんと考えて対処してあげましょう。
コミュニケーションを取る
一番の夜鳴き対策は、猫とコミュニケーションを取るということです。
夜鳴きを始めたら、できる範囲で優しく撫でてあげたり、そばにいてあげたり、話しかけるなど、猫とコミュニケーションを取って猫を安心させてあげましょう。
猫とコミュニケーションを取る事は認知症対策としても有効であり、一緒に遊んだり、お話をすることで猫の脳に刺激を与えることができます。
優しく猫と接することは猫の心と体の健康にも繋がることが良く分かりますね。
その夜鳴きは実は「認知症」のサインかもしれない
老猫が夜中に大きな声で鳴く場合は注意が必要かもしれません。
夜中にウロウロしながらアオーンと鳴く
老猫が夜中に高い声で「アオーン」と鳴き出して止まらない時、それは認知症の始まりかもしれません。
夜鳴きをする以外に以下の症状がある場合は獣医師に相談しましょう。
- 食べ物の好みが変わった
- トイレ以外の場所での粗相がある
- 名前を呼んでも反応が薄い
- 性格が荒くなった
- 寝ていることが多くなった
猫の認知症については詳細が解明されていないこともあり、治療薬の開発はされていませんが、ドーパミンの量を調整する薬やペット用のサプリメント等で症状の改善が期待できる場合があります。
認知症以外にも病気が隠れている場合があるので、心配な方は一度病院に行くことをおすすめします。
夜中にご飯を欲しがる素振りを見せる
きちんとご飯をあげているのに、夜中にご飯を欲しがって鳴くときは認知症の可能性があります。
夜鳴きをする根底にはストレスや満たされない気持ちがあり、その気持ちが満たされていないと激しく夜鳴きをすることから、愛猫がご飯を食べたことを忘れ催促をしていることも考えられるのです。
様子をよく静観し、明らかにいつもと違う行動が見られたら獣医師に相談するのも良いでしょう。
何らかの不安がある
老猫は日を追うごとに老化が進み体に様々な症状が現れます。
耳が聞こえなくなったり、目が見えなくなったり…今まで出来ていたことが出来なくなっていくにつれて不安が募り、その不安が激しい夜鳴きに繋がることがあるのです。
老猫が夜中に鳴きだしたら、声をかけてあげるなどのコミュニケーションを取ると安心して夜鳴きが止まることがあるので、優しく接してあげましょう。
猫が不安で泣いている時は
猫が何らかの不安で鳴いている時は、猫が安心できる物を近くに置いてあげましょう。
飼い主の匂いのする毛布や温かい湯たんぽや、留守にする時はテレビやラジオなどの音のする物のスイッチを入れたままにして外出するなど、一つの工夫で猫が安心することが出来ます。
猫の不安に寄り添って一緒に生活をしていきましょう。
猫がアオーンと夜鳴きをするのはなぜ?のまとめ
猫が「アオーン」と鳴くのには、猫なりの理由がある…ただやみくもに鳴いている訳では無いことが分かりました。
- 猫が「アオーン」と鳴く時は飼い主に何かを訴えている
- なぜ鳴くのか、原因を把握することが大事
- 原因を把握して対処をする
- 猫の「アオーン」には認知症が隠れている可能性がある
- 猫の様子がおかしければ病院に行って相談しよう!
猫が何かを訴えて「アオーン」と鳴く時は気持ちが満たされていないことが多いように感じます。
全ての要求に応えることはできませんが、猫が安心する環境を作ったり、不安を取り除いたり、私達にできる精一杯のことをして、猫を良い関係を作り上げていきましょう。