猫をお風呂に入れても暴れない方法!嫌がりにくい入れ方の秘訣

猫と一緒にお風呂に入りたい!猫を飼っていると一度は憧れますよね?

しかし、実際にお風呂に入れてみると、

  • 暴れてしまって手がつけられない
  • 爪で傷つけられて、大変な思いをした

このような経験が、あるのでは無いでしょうか?

そこで3匹の保護猫と生活をしている私が、猫のお風呂の入れ方を実体験を交えて解説をしていきます。

猫がお風呂が苦手な理由

猫をお風呂に入れても暴れない方法?そんな方法ってあるのでしょうか?

猫の殆どが水が嫌いで、お風呂が苦手な猫が多く飼い主としては毎日、一緒にお風呂に入りたいと思う気持ちはあるかも知れませんが、嫌がる猫に無理矢理お風呂に入れて猫との信頼関係を失うことで人間嫌いになる場合があります。

なので、ある程度覚悟を決めて飼い猫をお風呂に入れてあげなくてはなりません。

猫は水を浴びるのが苦手

もともと猫の祖先は、砂漠に生息していたと言われていて「水を浴びる習慣が無かった」こともあり水を浴びることは野生的本能から好みません。

猫は、体質的に濡れることによって、身体が冷えてしまうと体力低下の恐れがあり、これが猫にとってはとても危険な状態になる為お風呂やシャワーを嫌がる理由とされています。

猫にお風呂は必要なのか?

猫は、グルーミングによって自身の汚れを綺麗にすることで清潔を保っていて、お風呂に入れる習慣を必要としません。

それでは、どのようなときにお風呂に入れるのでしょうか?

お風呂は、年に1回〜2回程度にし、どうしても気になる汚れがある場合のみ入れてあげて、普段はブラッシングをしてあげましょう。

我家の場合は、猫の状態を見て年に1回〜2回、5月〜6月と9月〜10月の夏毛と冬毛の入れ替わりの時期に入れるようにしていますが無理に入れようとはしていません。

嫌がりそうな時は、飼い主との信頼関係が崩れる可能性がある為、無理矢理お風呂に入れないようにして下さい。

猫がお風呂で暴れない方法

猫の中には、お風呂が嫌いな子もいれば平気な子もいてるようですが、猫をお風呂に入れると暴れるのは、水を浴びたくない野生的な本能が原因だと解りました。

それでは、どのようにしてお風呂に入れればいいのでしょうか?

お風呂に入れる前の準備

  • 猫の爪を切る。
  • ブラッシングをする。
  • 健康状態を見極める。
  • 機嫌状態を確認する。
  • 猫用シャンプー(人間用は匂いがキツイため)
  • タオルを2枚用意する。(吸水性の高い物)
  • お風呂場の窓など戸締りを確認する。

私の場合は、お風呂に入れる当日に事前準備を行うのではなく、お風呂に入れる日を予め決めておき1日〜2日前に準備を進めます。

お風呂が嫌がりにくい状態にする

これは、私のやり方なのですが猫の機嫌がイイ状態にするのが目的で、お風呂に入れる当日に爪切り、ブラッシング、お風呂などを1日で準備を進めると猫に不安を与えてしまいストレスを蓄積させることになり兼ねません。

  1. 2日前に爪切り
  2. 1日前にブラッシング
  3. 当日にオモチャで遊ぶ
  4. 入浴

猫をリラックスさせることで、ストレスによる蓄積が軽減されてお風呂が嫌がりにくい状態にしてあげて、この状態を維持するために猫に対する入浴時での心遣いが大切になってきます。

お風呂の入れ方

私が、飼い猫のことを思いやり普段どのようにして、お風呂に入れているかと言うと次のような流れになります。

風呂桶にお湯を入れる

いきなりシャワーで、お湯を浴びせるのではなく、人間の入浴温度よりも低い温度設定で、35度〜38度の設定で風呂桶にお湯を入れます

自身の手を濡らしてから、猫を撫でて全身を撫で終わったら風呂桶のお湯を使って足元から軽く手でお湯をかけて濡らしてあげましょう。

シャンプーをする

全身を濡らし終えたら、お湯を入れた風呂桶にシャンプーを入れて良く泡立てて下さい。

風呂桶から盛り上がる位に泡立ててから、泡を自身の手につけて猫を撫でて洗ってあげましょう。

シャンプーを洗い流す

洗い流すときは、風呂桶にお湯を入れて手でお湯をすくいながら軽くお湯をかけてシャンプーを洗い流して下さい。

シャンプー後は、身体を軽く絞ってあげて水滴を切って行きます。

雨に濡れたり、水や、シャワーの音を嫌う猫の気持ちを考えて、シャワーは使わずに身体を洗うように配慮をすることで、お風呂場に入れると鳴いたり、ウロウロしたりはしますが暴れ回ることは少なくなってきました。

本能的に猫は、水が苦手なので、あくまで私が飼い猫と暮らしている中で、嫌がりにくくする為の配慮として考えたお風呂の入れ方です。

シャワーを使うことがダメということではないので、飼い猫の性格を考慮して参考にして下さい。

猫のお風呂に入った後の乾かし方

猫は、低くて大きな音が苦手なため大きなモーター音がするドライヤーが苦手てです。

それでは、どのようにして身体を乾かせばイイのでしょうか?

猫が嫌がらない自然乾燥方法

私の3匹の飼い猫は、ドライヤーの音が苦手てなので怖がってしまい逃げてしまう為、ドライヤーで身体を乾かすことが出来ません。

冬場のように部屋の温度が低過ぎない場合、短毛の猫はタオルだけで乾いてしまうことがあり、吸水性のタオル、またはペット用のタオルを使用することで、早く乾かすことが出来てドライヤー嫌いな猫に効果的です。

冬は自然乾燥をする場合は、なかなか身体を乾かすことが出来ないため、猫風邪を引く恐れがあり冬場にお風呂を入れるのは避けるように配慮をしてあげましょう。

どうしても、猫が汚れたのでお風呂を必要とする場合は、ぬるいお湯でタオルを濡らして水滴を絞って蒸しタオル状態にしてから身体を拭いてあげるといいですね。

身体の拭き方の注意点

お風呂後、猫の身体を拭くときはタオルで身体をゴシゴシと擦らないようにし、タオルを猫の身体にポンポンと押さえる感じで水滴を吸い取って下さい。

猫の身体をタオルで、擦ってしまうと嫌がり暴れてしまう場合がありタオルを嫌ってしまうので注意が必要です。

猫がシャンプー後に舐めるのは何故?

シャンプー後、猫の身体を乾かしたあとは、ふんわりとして猫に触れると気持ちがいいですが、猫にとっては迷惑な行為であることを覚えておく必要があるんです。

お風呂後にグルーミングを行い身体を舐め回す行為をするのですが、これには理由があって猫は本来、獲物を狩って生きているため獲物に気づかれずに近づくためには匂いを消す必要があり、猫自身から匂いを出さないため日頃からグルーミングをします。

猫の舌はザラザラしていて、この特徴的な舌が匂いの原因でもある汚れを取ったり、毛の絡みを直す役目をしているため、日頃から清潔を保っているので、お風呂に入れて身体を洗わなくても匂いがしにくいのかもしれません。

猫をお風呂に入れる頻度

猫は絶対にお風呂に入らなければならないというわけではないのですが、それでも一緒に暮らしていると飼い主(人間)の考えでお風呂に入れてあげたくなりますよね。

最猫をお風呂に入れる頻度ですが、おおよそ3、4カ月に1度のペースでお風呂に入れてあげましょう。

半年に1回では少し少ない気もするので、3、4カ月に1度のペースがベストだと思います。

猫をお風呂に入れても暴れない方法?のまとめ

猫は野生的本能から、水を浴びる習慣がなくシャンプーの匂いやシャワーやドライヤーの音が嫌いなためお風呂に入れると暴れる原因だと解りました。

猫は、お風呂嫌いな子もいれば、お風呂が平気な猫もいてるようですが、それは稀なケースで飼い猫である場合は、特にお風呂に入れる必要なないのではないでしょうか?

普段からグルーミングを行い清潔を保っているため、無理にお風呂に慣れさせる必要もないので、なるべく猫がストレスにならない方法で入れてあげて下さいね。